HIV検査をして安心して子供を見守る母親

日本ではHIV検査をする割合が欧米と比べると少ないと言われています。HIVの予備知識がないまま感染する人が年々増えているので、関心と予防の知識を持ち未来の子供に笑顔を!

リンパが破壊されカビから守れなくなる前にHIV検査

 HIVはヒトの体内に侵入するとリンパ球に感染し、リンパ球を破壊しながら増殖を繰り返します。リンパ球は免疫システムに欠かせないものであり、これが破壊されて数が減ってしまうと、カビや細菌などの外敵から体を守れなくなります。カビに取りつかれるとどうなるかというのは、食品などを見ているとわかることです。ヒトの体では、カビに取りつかれないよう、常に免疫細胞が戦って追い払ってくれています。しかし、その免疫細胞がいなくなってしまうと、ヒトの体は、常に空気中を漂っている普通のカビにすら、取りつかれてしまいます。エイズを発症するということは、そういう状態になることです。エイズが世に現れた30年前は、HIVに感染したら、いずれはエイズを発症するものとされていました。それは避けようのないことで、それゆえエイズは不治の病として扱われていました。しかし、医学の進歩で、現在は、薬を服用すれば、HIVに感染しても、リンパ球の破壊をかなり防ぐことができるようになりました。HIVウィルスの数も、検出できないくらいに減らすことが可能になっています。体内のHIVを消滅させることはまだできませんが、HIVの数を少ないままに抑え、リンパ球の数の減少も極力食い止めることができるなら、普通の生活がおくれます。その状態を保ち続けることも可能になっていますので、一生エイズを発症せずに、天寿をまっとうすることができます。
 ただ、それは感染してからすぐに適切な治療を始め、薬を服用し続けた場合であって、HIVの威力自体はむしろ強くなってきていますので、放置していれば命にかかわることに変わりはありません。感染機会があったら、HIV検査を受けて、早期発見をすることが命を左右します。