HIV検査をして安心して子供を見守る母親

日本ではHIV検査をする割合が欧米と比べると少ないと言われています。HIVの予備知識がないまま感染する人が年々増えているので、関心と予防の知識を持ち未来の子供に笑顔を!

下痢の悩みで小腸へのダメージを疑うならHIV検査!

 HIVウィルスが腸管に感染すると小腸の粘膜が萎縮し、吸収障害が起きて下痢をし、体重が減少する場合があります。これはエイズ関連腸症として知られています。HIVウィルス感染者が下痢をしやすいのはこのためです。HIVへの感染機会があり、下痢の悩みをかかえるようになったら、ぜひともHIV検査を受けるべきです。症状の出方には個人差があり、下痢をしなくても感染している場合がありますし、下痢をしても感染していない場合もあります。感染の有無は、HIV検査によってしかわかりません。
 HIVに感染しても、エイズを発症する前に治療を開始できれば、30か月後の生存率は99%です。しかし、エイズ発症後だと80%になります。これは、20%のエイズ患者は、治療をしても30か月以内に死に至ってしまうということです。HIVウィルスに感染してからエイズを発症するまでの期間は、次第に短くなっています。エイズが社会に知られるようになった30年ほど前は、十数年くらいとイメージされていましたが、その後だんだん期間が短くなり、現在では2年で発症するケースも出てきています。3年というケースは珍しくありません。HIVウィルスの威力はかえって増してきています。
 しかし、HIV感染を早期に発見し、早い時期に治療を開始できれば、HIVは死に至る病ではなくなっています。通常の生活をおくりながら、天寿をまっとうすることもできます。HIVウィルスを完全に消滅させる薬はまだありませんが、検出限界値以下までウィルスを減らすことはできるようになっています。わずか30年でここまで医学が進歩したわけですから、今後、完治できる薬ができる可能性は高いでしょう。それまで体力を保っておく必要があります。