HIV検査をして安心して子供を見守る母親

日本ではHIV検査をする割合が欧米と比べると少ないと言われています。HIVの予備知識がないまま感染する人が年々増えているので、関心と予防の知識を持ち未来の子供に笑顔を!

感染は傷口や粘膜から、食欲不振ならHIV検査

 HIVウィルスの感染経路は限られています。空気感染はしませんし、皮膚からはウィルスは侵入できません。ウィルスが侵入するのは、傷口や粘膜からです。ウィルスは、ヒトの体内でしか生存できません。空気や水に触れたら死滅します。涙や汗、唾液、尿にもウィルスは存在しますが、非常にわずかしか含まれてないため、それらが傷口や粘膜についたとしても、感染はしません。感染するほど濃い濃度でウィルスが含まれているのが、血液や精液、膣分泌液、母乳です。それらが傷口や粘膜についたら、感染する危険があります。しかし、例え血液であっても、ある程度の量がないと感染はしないため、感染者を刺した蚊に自分が刺されたとしても感染はしません。しかし、注射針からは高確率で感染します。
 これらを踏まえて、感染機会があったという認識を持ったら、感染したかもしれない日から3か月後にHIV検査を受けなければなりません。HIV検査のほとんどは、HIVウィルスへの抗体の有無を調べるものです。抗体ができるまでの期間には個人差があり、1か月後に陽性となる場合もあります。そのため、1か月後にHIV検査を受けることは有意義ではありますが、そこで陰性であっても、感染の有無は確定できないため、3か月後にも検査を受ける必要があります。3か月後に陰性であれば、感染していなかったことになります。
 感染後の初期症状は、発熱や食欲不振などさまざまありますが、必ずしもなんらかの症状が出るわけではありません。何の症状も出ない場合もあります。それゆえ、初期症状から判断することはできません。しかし、風邪やインフルエンザにかかったときのような症状が現れるケースはかなり多いので、検査を受ける後押しになることが多いようです。